生まれ変わったらすぐ男子高校生になって、学祭でBTSを踊りたい。
心にぽっかりと穴が開いてしまい、口も開いたまま( ゚д゚)だ。
推しグループがあまりにも売れっ子過ぎて、なのに運営がダメすぎて、楽しみたいだけなのに、楽しみに到達するまでのストレスが多すぎてもう無理かも…...。
と思ったところに、他の推しグループのメンバーが脱退してしまい、
さらに口が開いたまま。
ポカーンである。
( ゚д゚)
私は大体毎日楽しい人なのだ。
基本的に、楽しい。
それが、全然楽しくないのだ。
食べたいものもない。
ポカーンだ。
( ゚д゚)しゅー(空気が抜ける音)
ベッドにあおむけに倒れて、ただ天井を見ていて、もう今日はこのまま眠ってしまえばいいかもしれないと思った。
ご飯どうしようかな、作りたくないな、絶対に、とウーバーイーツを開く。
「 人気ナンバー!」て!
ナンバーなになんだよ。数字がねえよ。
人気なのか人気じゃないのか教えてよ。
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ウーバーで食べたいものも特になく、
ああでも、今夜食べないと腐ってしまう肉とかあるしな…。
キッチンによろよろ歩いて行き、お皿に鶏肉とブロッコリーを置き、その上にキャベツを乗せ、卵を割って、チーズをのせ、ケチャップをぐるぐるぐるぐるっとかけて、レンジでチンした。
すーーーーーごい適当な食べ物が出来た。
鶏肉とブロッコリーとキャベツと卵とチーズとケチャップの味がする、あたたかいもの。
うん!美味からず、不味からず!
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Facebookを見ていたら、「知り合いかも」のところに有名俳優が表示されていた。
知り合いなわけがないじゃない!
でも、「友達になる」をおしてみようかなと思ったりする。
友達になれるかな。押すだけで?
押すだけ押してみようかなとか。
押すだけって、押したらもう押しただけじゃ済まないのに?
押しただけじゃ済まないのもドラマチックよね、とか。
そうだ、半押ししてみよう。
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洋服の整理をしてみる。
そろそろ、しまむらあたりで買った紫の豹柄のスウェット地のロングワンピ(背中にキティのプリントあり)とか、
竹藪から虎が睨みをきかせてるアロハシャツとか、着てみたい。
よくわからない服。なんでそれにしたの?っていう服。それどこで売ってるの?っていう服。それ、いいの?っていう服
実は、竹藪で虎が睨みをきかせているアロハは着たたことがある。
あれは中1の頃。
私の5歳上の従姉は、「町のファッションリーダー」だった。
まだ寒いのに、いち早くおニューの半袖を着て歩くことから、「この町に夏を連れてくる女」とも呼ばれていた。
そのファッションリーダーがくれたのだ。
竹藪で虎が睨みをきかせているリアルなプリントのアロハを。
これは、おしゃれなんだ、ろうね??みたいな気持ちで受け取り、着てみると、うん、おしゃれだ。これはおしゃれだ。と思った。
母に見せたら「ええーーーー」と言った。
なんとなくその年の夏はそれを着て過ごした。誰も何も言わなかった。
おしゃれだとも、おしゃれじゃないとも。何も。
夏が終わり、そのまましまい込んで何年も忘れていたのだが、高校を卒業し、上京する際にまた見つけ、
うーん、としばらく考えて、東京行の荷物に詰めた。
もしかしたら、これは本当におしゃれかもしれないのだと。
私は今から行くところは東京だ。しかも、音楽の学校に行くのだ。
このくらい個性的でもいい、かも、しれ?ない?
東京でも何度かそのシャツは着たはずだ。
そしてやはり、誰にも何も言われたことがない。
おしゃれだとも、おしゃれじゃないとも。何も。
今は手元にないが、いつのタイミングで処分をしたのか記憶にない。
なんだか今、あれが着たいのだ。
竹藪で虎が睨みをきかせているリアルなプリントのアロハを。
なぜだろう。今なら着こなせる気がするのだ。
きっと今なら、「おしゃれ!」か、「おしゃれじゃない!」か、何か言ってもらえる気がするのだ。
本当にどうでもいい話だ。
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さて、今夜は全然ジャニーズじゃないんだが、
私は、男子高校生が学祭で踊る「Dynamite/BTS」愛好家である。
なんだろうなこのときめき。
特に、ダンス部とかじゃなくて、スポーツ系の部の男子が猛練習した系に目がない。
「好きな男子がいる女子の気持ち」になるのかな?って思ってたけど、違った。
私はやっぱり、踊る側だ。好きな子に見てもらいたくて踊る方だ。
生まれ変わったらすぐ男子高校生になって、学祭でBTSを踊りたい。